インドネシアのファッション＆ライフスタイルブランドButtonscarvesは、モダンなヒジャブ(ムスリム女性のヘッドスカーフ)とモデストウェアを取り揃える。2016年にスタートし、当初はヒジャブのみを販売していたが、顧客の要望に応えてカテゴリーを拡張し、バッグ、アクセサリー、既製服 なども取り扱うようになった。
コロナ禍を受けてインドネシアでは大規模なロックダウンが行われ、この影響で同社の小売売上高は60%落ち込んだ。顧客をオフラインからオンラインへ誘導するためにButtonscarvesは戦略を変更する必要があった。WGSNのブランド戦略リポートを参考にして、同社はオンラインでのブランドアクティベーションに注力。ライブ配信でショッパーテイメントを提供し、顧客エンゲージメントを高めた。Buttonscarvesはインドネシアで最も早くライブコマース戦略を採用した国内ブランドのひとつとなった。
スタイリッシュでカラフルなデザインはButtonscarvesの差別化ポイントだ。同社はWGSNによるカラーおよびプリント＆パターンのトレンド予測と製品開発リポートを活用し、他とは違うデザインを取り入れて消費者の関心を引き、顧客層を拡大することに成功した。
結果
ButtonscarvesはWGSNを利用して戦略を立て、ライフスタイルトレンドを先取りし、適切なタイミングで適切な製品を生み出すことができた。ライブコマースによって売上高は3倍増を記録し、これは同社にとって重要な販売戦略となった。WGSNのリポートから着想を得たAlma Flap BagsやWonderful Harmony Collectionは、発売後およそ1ヶ月で売り切れ状態となった。
「WGSNは私たちにとって究極のガイドブックです。どこに向かうべきか教えてくれる地図のような存在です。最前線に立ちたいならば、WGSNを利用することをおすすめします」
- Buttonscarves CEO Linda Anggreaningsih
